ペット医療裁判

愛犬が動物病院で獣医師、動物看護士より多数の故意性が高い被害を受けたため、裁判で訴えました。 その一部始終をお伝えします。登場する個人名、団体名は全て仮名にしてあります。https://linktr.ee/petsaiban

⑥陳述書ー4

6.令和元〔2019〕年4月25日-①

  4月25日の時点でALTは471台に下がったので転院先の病院での治療効果

 はあるといえますが,それでも正常時の許容範囲(ALPの基準値47~254U

 /L)(ALTの基準値:17~78U/L)なので肝臓の数値は依然高値を示し

 ていました。逆にまったく肝臓の数値が良化しなかったペラブアでの約1年間の治

 療効果の無さが浮き彫りになりました。

  そしてこの日の診察でB病院B病院担当医による食事指導でペラブアでミセヂに

 より指示された指導が異なることがわかりました。

 ペラブアは愛犬が蛋白質不足であることを診断できていないこと,誤診をしました。

 愛犬は貧血気味であり低アルブミン血症です,これは血中のタンパク質(アルブミ

 ン)の量が低下しており,肝臓がダメージを受けていることでアルブミンが漏れ出

 してしまっている状態ですが,これに対し脂肪をつけないようにミセヂは気狂いし

 たような口調で「食事を減らし,水分摂取を多くしないように」ととらえるにして

 もそれは間違いであり,低アルブミン血症ならば一刻も早くタンパク質を供給する

 食事内容に見直すべきなのです。

 B病院のB病院担当医からはそれまで食べていた消化ケア肝臓サポートの低脂肪療

 法食 (ロイヤルカナン社製)に加え,若干脂肪が増えても構わないからタンパク

 質量を上げるように脂肪分が少なく蛋白質が豊富な鶏のササミを中心としたフード

 を追加するよう指示されました。当然,水分補給も十分にです。

 このようにミセヂの病気に対応する食事に関する指示は間違いで誤診,誤指示であ

 りました。

  またメディネクス研究所のホームページによると食餌については「肝臓病にはタ

 ンパク質を多め」にとありました。ミセヂが薦めたタンパク質量が少ないロイヤル

 カナンの低脂肪食だけでは間違いであり,B病院B病院担当医が薦めるタンパク質

 豊富なササミの追加が正しいということです。

  以上より,ミセヂの無断でラエンネックを投与したこと,間違った食餌の指示は

 明らかに間違っています。しかし,依然としてALPはペラブアでの値より高い状

 態が続いていて,愛犬の活動量が減り,物事に興味を失い一日中グッタリしていて

 急激に消極的になり衰えていきました。

  急なこの変化は明らかにラエンネック注射の後遺症が原因であり,適切な検査と

 処置,適切な食事指導を行って来なかったミセヂに原因があることは明白です。


7.令和元〔2019〕年4月25日-②

  B病院B病院担当医は狂犬病注射はこの子には無理である」と判断し,狂犬病

 注射を免除されました。私は後日ウタエ市役所に行き狂犬病注射免除の手続きを行

 いました。また,ペラブアでミセヂに提示され私が拒否したことがある生検病理検

 査,細胞診検査(内臓の一部を切り取って詳しく調べる検査)についても「愛犬の

 年齢,体力では無理であり,場合によっては死に至る確率が高い」とB病院担当医

 に言われました。愛犬は注射,過度な薬物に耐えられないほどの犬であり,狂犬病

 注射やワクチン注射ですら負担になる犬なのです。

 平成30年11月26日のラエンネック投与後の二病院の治療経過でラエンネック

 投与後に胆のう内に現れた浮遊物の影は数か月後に次第に消失しました,それは■

 ■■■の里やB病院の治療で消滅した状態になったのです。しかし,ペラブアによ

 り悪化させられた肝臓,身体は元通りにはなりませんでした。


8.肝疾患の犬の飼い主のブログ

  ネット検索をし,愛犬と同じような症状の情報集めをしました。肝疾患の犬の飼

 い主のブログによると生検病理検査,細胞診検査は全身麻酔を伴い調べたとしても

 原因が解らないことが多く,解ってもできることは少なくリスクのほうが大きい。

 そして肝臓数値が高いとワクチンがダメージとなり,ワクチンをやめている。と書

 いていました。

 私はミセヂが薦めた生検病理検査,細胞診検査が愛犬の負担になると思い拒否しま

 したが,もしラエンネックの説明を聞き,リスク確認したとしてもラエンネックの

 投与を拒否していたはずです。よくわからない効果の薬を投与してまで愛犬の身体

 に負担をかけたくない,検査や治療に際しもっと安全な別の負担にならない方法を

 探っていたはずです。


9.令和元年5月

  4月15日に告訴状受理をウタエ警察署に拒否されましたが,これではどうにも

 ならないので,同じような被害例はないか?と思い,ペラブアの評判をインターネ

 ットで検索したました。Google口コミを見ると,ペラブアはウタエ市内の他

 の動物病院と比較して評価,点数がかなり低く4点台の病院が多くあるなかペラブ

 アは3.1点でした。また本院であるキニギヲ県キヲシク市にあるメリユミ動物病

 院の分院の評価も近隣の病院と比較して評価,点数が低かったです。

 ペラブアの口コミ投稿には愛犬がされたと同様の酷い行為が行われているという書

 き込みや医療ミスを指摘する書き込みも複数存在しており。その中の「Ⓟ」氏の口 

 コミが愛犬がミセヂにされたと同様の類似した被害内容の投稿でした。

 内容は「ミセヂが7回以上針を刺し,そのままグリグリした」「飼い主に立ったも

 の言いができず高圧的」という投稿でした。

  飼い主の私からみてミセヂの印象は表面的には笑顔があったりペットをあやすよ

 うな優し気な時がある反面,突如大きな声でヒステリックになる性格で,また口調

 が高圧的威圧的であり,患者の立場に立ったものの言い方ができない高飛車な性格

 です。そしてミセヂは私にまともに目と目を合わせず,薄い白目になり瞬きをして

 顔をそらすことが何度かありました。話しながら白目になるというのは,自身のな

 さや焦りや飼い主を見下すことであり,非常に無礼な行為,仕草です。つまり自分

 の診察診療技術がないのを自覚しているから,焦って答えを出そうとしていたり,

 相手の目をみて堂々と話せない自信の無さの表れであり,対人関係にも問題がある

 証拠です。

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10.令和元〔2019〕年6月3日

  私はペラブアミセヂ タマカに対して損害賠償請求を求める内容証明郵便を送り

 ました。正式に裁判で責任追及をする意思表明でもあります。

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11.令和元〔2019〕年6月18日

 「Ⓟ」氏の投稿をカビユス刑事に伝えようと思い,電話で尋ねましたが, Ⓟ氏

 本人が誰かわからないと警察も動けないと言われました。また,もし「Ⓟ」さん

 が警察に訴えに来れば警察としても動きやすい,被害者が複数人なら動きやすいと

 言ったので,私以外の被害者の方が警察にペラブアを通報したら捜査が開始される

 と理解しました。そして「Ⓟ」さんを探すことにしました。そしてウタエ図書館に

 行き,市内の居住者の電話帳のコピーをして「Ⓟ」氏がもしかしたら「■■」姓の

 方かもしれないと願い調べましたが結局見つかりませんでした。しかし,私は現在

 でもペラブアを刑事告訴することをまだ諦めていません。今後「Ⓟ」さん含め他の

 被害者さんが見つかった場合,ペラブアを捜査して貰うよう警察に一緒に行こうと

 思っています。

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第7 再転院先の病院でのこととラエンネックについて

1.ラエンネック使用を謳う動物病院は全国でかなり少ない

  ラエンネック 動物病院 等でネット検索をするといくつかの動物病院がプラセ

 ンタ治療を謳っていますがいずれもオプション扱いであり,使用病院数も少ないで

 す。プラセンタ治療は特殊な方法です。使用動物病院のホームページでは宣伝そし

 てメリットばかり謳いデメリットは載せていません。


2.令和元〔2019〕年5月

  ラエンネックについて他の動物病院の獣医師に電話質問をしました。病院獣医

 師によると人用の薬であるので犬に使用する場合は当然飼い主にそのリスクを説

 明し同意書も書いてもらう,また多くても1CC投与にしている(愛犬の場合は1

 A=2CC)」と言いました。

  この薬は人間の成人に対し1A1回2mlが上限であるので人間の体重が約60

 kgとして犬の体重は8kg(愛犬の場合)なので2mlは多すぎることがいえま

 す。愛犬は体重が8kgの犬だから,1Aの7.5分の1の量でないとおかしいは

 ずです。セントバーナードやグレートピレニーズ等の大型犬ですと犬は80kg前

 後の犬もいますので1Aアンプル最大量投与は可能でしょうが,愛犬は8kgです。

 ラエンネック注射というものはもともと人間用の薬であり犬用の薬ではなく,ヒト

 の胎盤から抽出したものであり,特殊な薬です。ミセヂは1Aアンプル(2cc)

 という成人の一日の投与量の大量のラエンネックを飼い主に無断でわずか8kgの

 犬に投与したのです。

  プラセンタ治療に詳しい病院獣医師(プラセンタ研究交流会副理事長,日本胎

 盤臨床医学会会員)によると「普通は投与するとALP,ALTの値は下がるが,

 愛犬の場合は逆に上がっており,また注射部位が腫れたことからアレルギーの拒否

 反応によるショックが起こり体内のいろいろなバランスが崩れたのではないか?」

 いうことでした。

  ラエンネックの但し書きにはアレルギー患者には慎重投与と但し書きがあります

 が,ミセヂは愛犬のアレルギーテストを行っていません。raenn

 注射後腫れて出血したことについて,渡邊先生はアレルギーではないかと言ってい

 るので注射後の腫れは薬剤性肝障害の症状です。

  またラエンネックは「疾患の場合,ウイルスやアルコールで線維化した組織

 を修復します。」と但し書きにありますが, 愛犬は肝硬変や黄疸,腹水,肝臓の

 繊維化にまでは至っていません,その段階での肝臓の繊維化を防止する効果がある

 というラエンネック投与は絶対に間違っています。


3.令和元〔2019〕年6月24日 

  B病院のB病院担当医よりA病院のA病院担当医と同様に「ペラブアで何をされ

 たか ?何かされなかったか?」と問いかけがありました。次回診察時にカルテを

 持参して説明することになりました。


4.令和元〔2019〕年7月22日

  ペラブアのカルテや検データをみせて平成30年11月26日のことを説明し

 ました。B病院担当医はラエンネックを使ったことがないと言いました。

 B病院B病院担当医によると「普通は下がるべき肝臓の数値はラエンネック投与後

 の愛犬の肝臓の数値が極度に上がっているので何らかのウイルスか菌が異物か別の

 ものが投与された可能性が高い,慎重にやるべきである。」とのことでした。

 また「ラエンネックが肝臓に効けば良いのかもしれないが,効かないと副作用で肝

 臓を傷めつけるジレンマがある薬です。ラエンネックの細粒(粒粉の薬)はソフト

 なので悪影響が出ても中止すればよいが注射となるとハードであり副作用を止めら

 れない,ラエンネックはこれまで使ったことがない」「ワクチンや狂犬病注射を免

 除する状態の肝機能障害の愛犬に対しては使うべきではないと言っていました。 

  このB病院という病院は腫瘍科で高度な治療をする全国でもトップレベルと評

 価の高い病院でありますが,そのような高度な病院が使ったことがない薬というこ

 とは明らかにペラブアが行ったラエンネック注射は特別で一般的標準的ではない特

 殊な治療方法であるといえます。

 そして裁判をするのでB病院担当医に陳述書を依頼しました,先生は承諾してくれ,

 陳述書は次回の診察時にということになりました。


5.令和元〔2019〕年8月19日

  前回診察時にB病院担当医に陳述書を依頼し承諾してくれましたが,この日の診

 察時に間接的に動物病院間の争いになってしまうためと言い書いてくれませんでし

 た。しかし愛犬の無念と私の想いにできうる限りお応えしたいということで,診断

 書を書いてくださることになりました。

  ペラブアもB病院も同じスゼアキ県内にあり,また獣医師業界は狭い世界であり,

 両病院獣医師ともに同じ獣医系の学会に所属しています,B病院担当医もペラブア

 メリユミ,ミセヂも日本獣医循環器学会に所属しています。B病院担当医はヤカヒ

 ミと■■の動物病院に在籍していたことがありますしペラブアの本院があるキニギ

 ヲ県キヲシク市にあることからペラブアとB病院の先生が顔見知りである可能性は

 大いにあります。また,愛犬がA病院から紹介状を貰いB病院に転院したように他

 の犬猫においてペラブアから精密な検査や転院をするためにB病院を紹介するよう

 なケースも考えられ,その場合,間接的に動物病院間の争いをしたことで転院しに

 くくなるのを嫌って陳述書を書くことを拒否したのではないかと思います。B病院

 担当医自身あるいは当時の院長だった■■■氏が止めさせたのだと思います。



.平成30〔2019〕年8月

  ラエンネックはB型肝炎ウイルスが含まれていたことが発覚平成30〔201

 9〕年8月に一時使用中止になった薬です,製造販売元の株式会社日本生物製剤の

 対応が悪かったそうで安全性に疑問がある薬であり,日本生物製剤の発表は「8月

 」としか書いておらず正確な発表日時すら書いていません。人間の病院であ( 

 人間の)病院医師がそのことを2018年8月23日のブログで訴えていました。

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.令和元〔2019〕年9月17日

  B病院より診断書を受け取りました。甲状腺機能低下症,慢性胆嚢炎,胆汁う

 っ滞性肝疾患,胆嚢壁肥厚,胆泥症,変形性脊椎症,白内障と記載がありました。

bobu

8.令和元〔2019〕年11月4日 

  愛犬は死去しました。肝臓に異常が発覚し,早期にその根本原因が診断されず治

 療開始が遅れその後平成30年11月26日のペラブアのことがあり,急に弱って

 いき,転院を重ね,4週おきに検査をし色々な投薬をしましたが,願いはかなわず

 でした。病気の根本原因を把握し早期に甲状腺の治療開始をし,平成30年11月

 26日のラエンネックで肝臓が壊されなければもっと長く生きられたはずです。そ

 れが1分1秒だとしても私と愛犬には大切な時間なのです,その時間がミセヂによ

 りペラブアにより削られました。

 愛犬は享年15歳4ケ月でしたが,ペラブアで適切な治療を受けていれば17歳ま

 では確実に生きられたはずです,愛犬の母親のパールが17歳まで生きたし19歳

 まで生きた兄弟もいましたから。

 死去する前後の数日間で私は4キロ痩せました。看病中全く食べ物ものどに通らな

 くて,自分が自分じゃないようでした。死後は気力が全くなくなりました。亡くな

 ってからは現在も重度のペットロスです。人間の家族の死去以上に堪えています。

 そして愛犬を良い病院に診させてあげれず,晩年愛犬に緩やかな最期を送らせるこ

 とができず自分の過ちを悔いています。平成25年12月11日,なぜこの時にペ

 ラブアを選んでしまったのか?,建物の外見や雰囲気,便利さ,トリミング,ホー

 ムページでの医療機器の宣伝文句で選んでしまいました,あの時の自分を殴ってや

 りたいです。

  ペットにとって本当に大切なのは獣医師の治療技術の腕はもちろんのこと,先生

 の人間性や動物愛護の精神,さらに飼い主との信頼関係を築ける人間性であると気

 づくのに遅く,愛犬が犠牲になってしまいました,本当に愛犬に申し訳ないです。

 本当に自分はバカでした。もっと他の飼い主さんからの実際の口コミやインターネ

 ット等から情報を得て慎重に病院選びをすべきだったと反省していますし複数の病

 院を掛け持ちしてセカンドオピニオン病院を設けるべきでした。

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